ハートとLの文字
アカリとディープキスを楽しんだ俺は、サービスタイムのことばかり考えていた。

「サービスタイムは女の子が積極的になってくれるので楽しみにしていてくださいね」と黒服イケメンが言っていたのだが、何が待っているのか。

鼻血を止めている最中にやってきたサービスタイム

エロい妄想していた俺は、アカリの「え、大丈夫ですか?」の声でハッと我に戻った。
どうやら鼻血が出ていたらしい。

「はい、ティッシュ! ほら詰めてください!」
アカリに膨大な量のティッシュを渡された俺は、ねじったティッシュを鼻に詰めている情けない姿を彼女に晒すことになった。

こんなはずじゃなかったのに。
せっかくのセクキャバが台無しだ。

落ち込んでいるとサービスタイムが始まった。
鼻血を止めている最中の俺に彼女は何をしてくれるのか。

「サービスタイムの始まりですよ~!」と言って、アカリはYシャツのボタンをひとつずつ外してみせた。そして俺の手を自分の胸に。

幸せすぎるひと時。俺は、ティッシュを鼻に詰め込んでいるのも忘れて、彼女の胸に夢中になった。

胸のおさわりの次は、膝乗りに

ようやく鼻血が止まった俺。

「よかった~、まだサービスタイムは終わってませんからね!」と、アカリは言って、俺の膝に乗ってきた。

か、か、か、可愛すぎる。

膝乗りからのディープキス。
俺はもうこのまま死んでもいいとさえ思えた。

彼女いない歴5年、三十路で年収は平行線。
だけど、こんな可愛い子が膝乗りしてくれるなら……この幸せな気持ちのままいなくなってしまいたい。

そんなことを考えていたら、いつの間にかサービスタイムが終了したのだった。

「また来てくださいね! 絶対ですよ!」
アカリは明るくさよならの挨拶をしてくれた。

延長したい気持ちでいっぱいだったが、今月はお財布的に厳しい。
朝までファーストフード店の席で寝て過ごし、始発で埼玉まで帰った俺だった。