みかん
本田翼似のセクキャバ嬢、アカリを指名し、会話を楽しむ俺。
あー、つくづくこんな彼女がほしい。

アウトドア派でボーイッシュな彼女に、俺は一目惚れしてしまった。
だけど、恋心を表に出したら……相手はセクキャバ嬢だ。
こんなに爽やかな女の子でも、高い財布やカバンをねだってくるに違いない。

「もしかして私のトークつまらなかったですか!?」
「いや、ごめん、ぼーっとしてただけ! めっちゃ楽しい」

楽しすぎるんだ、この時間が。
セクキャバだけど、俺はまだ彼女に指一本も触れていない。
8,000円/40分も払っているというのに。

本田翼似のセクキャバ嬢の唇は、柑橘系の味がした

「アカリ、キスしてもいい?」
俺は意を決して聞いてみた。

「もちろんです♪鈴木さん(俺のこと)からキスしてもらえますか?」
「わかった」

いきなりディープはひかれるかな。
俺、口臭大丈夫かな。ラーメン食ったけど……。

不安はあったが、一度触れるようなキスをして、ディープキスに持ち込んだ。
アカリの唇からは、柑橘系の味がした。

スクリュードライバーにはオレンジジュースが入ってるから柑橘系の味がしたのかもしれないけど、爽やかなアカリらしい味だと思った。

「鈴木さん、キス上手なんですね。私、お仕事ですけど、すごく気持ちよかった」
「え、そんなことないと思う。普通普通」

俺はすごい手汗をかいていた。
キスをしただけなのに、心臓からドクンドクンという音がする。

サービスタイム前だし、過度なボディータッチは控えめにした方がいいとは思っていた。
まずはキスから、と思っていたけど、既にもうお腹いっぱいだ。

ひとまず落ち着くために、またアカリと会話を楽しむことにした。

「アカリは普段、セクキャバの仕事だけなのか?」
「昼間はOLですよ。新卒の1年目なんで、全然仕事できませんけど」
「アカリみたいな後輩がいたら楽しいだろうな」
「鈴木さんみたいな先輩がいたら優しそうです」

こうやって俺を褒めてくれるのは、プロのセクキャバ嬢だからなのか。
ちょっと切ない気持ちになる俺だった。