ハートが描かれたラテアート
本田翼似のアカリと、新橋のセクキャバで出会ったのは2週間前。

あの夜から俺は、給料日前で、毎日カップ麺生活を送っていた。
そして来たる給料日。

お金が入った俺は、アカリに会うために「今日は用事があるんで!」と定時上がりで会社を出ていった。

本田翼似の彼女をアフターに誘ったら、すんなりOK

以前のように席に着くと「2週間ぶりですね! 待ってたんですよ~」とアカリが出迎えてくれた。

今日のアカリは、この前と何だか雰囲気が違う気がする。
「この前と何か雰囲気違うよな?」と聞いてみると

「わかります~? ヘアカラーを明るくしたんですよ!
前はブラウン系だったけど、オレンジ系に」

こんなボーイッシュ系の美女がいたら、絶対モテるだろうな。
そいえばアカリのプライベートって……。

「土日とかって何してるの?」
「夜はこのお店のお仕事ですけど、昼間はバッティングセンターとかカラオケ行ってますよ」

「じゃ、今度俺とも行こう」
「いいですよ! いつにしますか?」

もしかしてアカリも、俺に気があるんじゃ……いや、まさかな。仕事だし。

「来週の土曜の昼とかどう?」
「わかりました! ではお願いしますね~♪」

意外とすんなりだった。

本田翼似の彼女とのアフターで知った衝撃的事実

「鈴木さ~ん、お待たせしました~」
白のニットセーターに、茶色のショートパンツ姿でアカリが走ってきた。

さっそく俺たちは、銀座のカフェでお茶することに。

好きな映画の話をしたり、行ったことがあるキャンプ場の話をしたり。
とっても楽しい時間だったが、アカリが

「ちょっと待ってください、電話が」と席を立った。

席で待っていようと思っていた俺だったが、急にトイレに行きたくなったので、店員さんに荷物を見てもらうようお願いし、トイレに行くことに。

すると
「ひろくん~? うん、今はね、お店のお客さんと会ってるの。
今日の夜、お仕事終わったら、ひろくんが好きなホルモン屋さん行こうね! 朝まで開いてるし。
大好き~♡」

俺は、今の会話を忘れ去りたかった。
これは絶対、男だってわかったから。

何も知らないふりをして席に戻ろうとしたその時。
アカリと目が合ってしまった。

「もしかして聞いてました?」とアカリが言うと「ああ」と返事をした。
「鈴木さんだから言っておくと、私、実は彼氏がいるんです……」とアカリは話し始めた。

「平日はOLだし、土日は夜の仕事。ってなると、なかなか彼氏さんにも会えないんじゃないの?」と俺が聞くと「ええ、まぁ」とうなづくアカリ。

「今から彼氏のとこ行きなよ。4時間位は一緒にいれるんじゃないか、出勤まで」
「え、でも鈴木さんに申し訳ないので……」

「俺は店で笑顔でいてくれているアカリが好きだよ。今日は楽しかった、ありがとな」

アカリは申し訳無さそうな、気まずそうな顔をしていたけど「ありがとうございます」っていつもの笑顔になってくれた。

ちょっと切ない気持ちになった俺だったが、またお店にいるアカリに会いに通おうと思う。
お店にいる時くらいは、彼女の恋人気分でいさせてもらいたいしな。